徳冨蘆花生誕140年記念ミニ展 〜蘆花・愛子に私淑した夫婦の物語〜

熊本近代文学館からお知らせをいただきましたので、ここに転載します。

現在行われている徳冨蘆花ミニ展のご案内です。

今年は徳冨蘆花が生まれて140年目に当たる記念の年です。
全国各地の蘆花ゆかりの土地で関連イベントが行われているようです。
熊本でも県立大学が記念イベントを5月、10月に開催しました。
熊本近代文学館でも、先日、公開連句会、本田節子講演会を開催いたしました。
現在も記念ミニ展を開催しております。

徳冨蘆花生誕140年記念ミニ展 〜蘆花・愛子に私淑した夫婦の物語〜

菊池・隈府出身の守田清市は徳冨蘆花に私淑(ししゅく・慕い、模範として学ぶ)し、東京に住む蘆花に会いに行き、親しく迎えられます。
その妻、昌代は、蘆花の死後、愛子が淋しく暮らしているということを新聞で知り、手紙を書き、交際が始まります。その後、愛子の住む東京に出かけ、身の回りの世話をするなど、深い信頼を寄せられるようになります。
蘆花・愛子夫妻と、類い稀な結びつきを得た夫婦の物語。

蘆花は気難しい人物で知られており、北原白秋が約束して会いに行っても、追い返されるということもあったようです。そんな蘆花が、初めて会った守田青年のことをとても気に入ったらしく、帰りには自分が身につけていた帯を外して手渡しています。その帯を展示しています。
愛子夫人が守田昌代に宛てた手紙は88通遺されています。その一部を展示しています。
守田昌代の呼びかけによって、現在、菊池公園に建っている愛子夫人の髪塚の新聞記事や、髪塚建立のエピソードを描いた荒木精之の文章などを紹介・展示しています。

会期:平成20年11月12日(水)〜12月27日(土) 入場無料
場所:熊本近代文学館(熊本市出水2−5−1問い合わせTEL 096-384-5000 )
主催:熊本近代文学館 熊本県立図書館
休館日:毎週火曜日(12月23日は祝日で開館し24日が休館)、最終金曜日(12月9日(火)〜18日(木)は特別整理期間のため休館)

たくさんの方々のご来場をお待ちしております。