チェチェンのディアスポラの母 ママ・ザーラと語り合う夕べ

ニッポン全国 『旅する対話』 熊本の巻
橙大学番外編 だいたい大学 vol.2
『旅する対話 〜ディアスポラ・戦争・再生』刊行記念!

「YaYaYa! 予感が町にやってくる!」
チェチェンディアスポラの母 ママ・ザーラと語り合う夕べ〜
映画『いって・らっしゃい』上映&語らい

※ホストはだいたい大学専任講師 
フランシス&シロ(またの名を姜信子&跡上史郎)
                      

  • 日時  3月2日(土)18:00開場 20:00 18:30開演(20:00までの予定)
  • 料金  1500円 (1ドリンク付)
  • 場所  橙書店
  • お問合せ  orange/橙書店(要予約です)096−355−1276

戦火を超え、亡命者として異郷の地に生きるチェチェンディアスポラの母 ザーラ・イマーエワが、ディアスポラの旅の記録の映像『いって・らっしゃい』を携えて、10年ぶりに熊本にやってくる。
10年前、戦火の中のチェチェンにとって、平和を謳う憲法を持つ日本は希望の国そのものに見えた。
でも、日本は本当に「希望の国」なのか?
3・11以降、ますます、日本に生きるわれらは不穏なナニカを感じている。
チェチェンは、日本に生きるわれらにとって、「予感」のように感じられないか?
だから、予感と希望をめぐって、ママ・ザーラと語りあってみよう。
 

■ザーラ・イマーエワ

1961年生まれ。チェチェン共和国・元外務省報道官、元文化省映画担当次官/戦争難民/ジャーナリスト/映像作家/アートセラピーセンターDiDi主宰
現在アゼルバイジャン・バクーに亡命中。

■姜信子(きょう・のぶこ)

1961年横浜生まれ。作家。
著書に『ごく普通の在日韓国人』、『かたつむりの歩き方』、『私の越境レッスン』、『うたのおくりもの』、(以上、朝日新聞社)。『日韓音楽ノート』、『ノレ・ノスタルギーヤ』、『ナミイ!八重山のおばあの歌物語』、『イリオモテ』(以上、岩波書店)。『棄郷ノート』(作品社)、『安住しない私たちの文化』(晶文社)。
翻訳に李清俊『あなたたちの天国』(みすず書房)、共著に『追放の高麗人』(アン・ビクトルと、石風社)。

■跡上史郎(あとがみ・しろう)

1967年鹿児島県生まれ。熊本大学准教授。
おもしろ読み物「詩人と私 その2」(『現代詩手帖』2011・9、伊藤比呂美特集)、共著書に『ジブリの森へ―高畑勲宮崎駿を読む』(森話社) など。