子どもの日は、宮澤賢治で!

熊本近代文学館の鶴本さんからのお知らせです。

谷川雁さんからのバトン」 演劇上演・文学講演会のお知らせ

水俣出身の文学者・谷川雁が取り組んできた「人体交響劇」という演劇メソッドがあります。
それを受け継いで活動をされてきた「ものがたり文化の会」の方々による宮沢賢治の『土神と狐』の演劇上演が開催されます。
「人体交響劇」についての解説も併せて行います。
前・近代文学館担当の馬場純二さんも「谷川雁さんからのバトンを語る」という部分で登場します。


期日 平成21年5月5日(火・祝)
時間 午後1時30分〜午後4時15分
日程 13:30 開会
   13:40 人体交響劇についての説明
   14:00 演劇上演「土神と狐」
   15:00 公開座談会「谷川雁さんからのバトン」を語る
   16:00 質疑応答
   16:15 閉会
場所 熊本県立図書館 3階 大研修室
入場無料

人体交響劇とは

特別な才能がなくても、誰もが主役になり誰もが演出家になれる。
これが人体交響劇の基盤です。出演者は三つの役割(視覚班・聴覚班・言語班)に分かれ、それぞれの視点から表現を生み出します。また、シーン毎にその役割をローテーションさせるので、色々な角度から物語を味わい、多彩な表現に挑むことが出来ます。身体表現と言葉は分離され、その合間に物語にはまったく登場しないちっちゃな傍観者が主役にエールを送ったりと、三つの要素が入り乱れて見えますが、これらが絶妙に交響したとき、宮沢童話の四次元への広がりが映し出されるのです。
視覚班;登場するものや情景を表現します。
言語班:物語のテキストを語ります。
視聴班:表面には書かれていないけど、どこからか物語を見つめる小さな存在、それを考え出して表現します。

谷川 雁 (KAWADE道の手帖)

谷川 雁 (KAWADE道の手帖)