山下裕二講演会→佐藤恵陶器展

CAMKで山下裕二の講演「井上雄彦と日本水墨画史」を聴く。

雪舟はどう語られてきたか (平凡社ライブラリー)

雪舟はどう語られてきたか (平凡社ライブラリー)

井上雄彦の筆の技術というのは、山下から見ても相当すごいらしい。漫画家は鍛え方が違う。現代美術にも会田誠とか山口晃とか「筆力」のある人はいるが、しかし、井上雄彦はそれ以上だそうだ。
山下の美術の原体験が、小学校六年生のときの『少年マガジン』における横尾忠則だったことも話題に上った。
一方、素人には、絵の上手い下手って、学問的にどうやって実証するんだろう? ということも気になった。だって、文学の世界で「文章が上手い」とか、「下手だ」とか、「世態人情を活写している」とか、「女が書けている」とか言おうものなら、印象批評だとか言われて袋だたきなんだものヲ。
その後、orangeの佐藤恵陶器展へ。やはり、早い者勝ちで、欲しいものはあらかた売約済である。今回は猫ものの比率が高くなっている。新しい技法に挑戦したり、使う土を粗いものにしたりと新傾向も見られた。
佐藤さんは、長崎の陶芸家であるが、外海にぜひ行ってごらんなさいと言われた。高速道路1000円のうちに行ってみようか知らん。

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