本気の身体見せつけるまで貴男眠らない

以下でお知らせした講演会の模様です。

伊藤比呂美隊長は藤枝守さんを伴って来場。なんというツーショット。
講師の宮本大人さんは木刀持参(しかも二天一流の木刀)。よくわからない組み合わせで役者が揃ったが、とりあえず講師は一体何をするつもりなのか。
まず、お話は極めてオーソドックスに、剣術漫画の歴史をたどり、「人を斬る」ことの意味合いの変遷を後付けていくものでした。
次に『バガボンド』における身体の使い方を、持参した木刀を用いての解説です。実は宮本さんは剣道をやっていたそうです。説の根拠となるのは以下の書籍、井上雄彦甲野善紀の対談本で、『バガボンド』中のセリフと同じ言葉がこの中に出てくることを指摘されました。

武

武術への招待 (宝島社文庫 (492))

武術への招待 (宝島社文庫 (492))

バガボンド』中の佐々木小次郎が、言葉なき身体の人であるという認識は、以下で紹介されている鶴本市朗さんと見解を共有できると思われます。

同時に、『バガボンド』からスキャンした画像もがんがん見せまくりでしたが、実は用意した画像の10分の1も使わなかったそうです。徹夜でスキャンしたそうですが…。改めてあまりにも全力すぎる人だということを確認しました。