番頭の「橙書店で売っていた」(その7)

そんなわけで、8周年だと気付かないままorange/橙書店に行った21日の番頭ですが、今、店主一押しの

薬屋のタバサ

薬屋のタバサ

をチョイス。橙書店とorangeを行ったり来たりしながら、2時間強くらいで読み切ってしまいました。面白かった。
著者は歌人ですが、小説も書く人で、これは小説です。しかし、出来事の因果関係を振り切った飛び具合が、小説的ではなく、詩的かもしれません。
タバサという「キャラの立った」登場人物とか、時間の構造が複雑に入り組んでいてあっちこっちするところとか、昨今の直木賞っぽいというかライトノベルっぽい風味もあり。