助手による受講生のための予習メモ その2(10月)


岡本かの子、読んでみた方いらっしゃいますでしょうか。
もしも助手と同じような穴にはまった方がいらっしゃったら、個人的には嬉しく…思っていいのかわかりませんが、仲間を見つけた気分ですね。


実は、3回読んでやっと内容が入ってきたんです。
つまり、最初の2回は全くと言っていいほど、何を読んでるのかわからなかった。
こんなの浪人中のスランプに陥ったとき以来です。
英文読んでても字だけ追ってて、頭が何にも訳しない状態です。
もしくは挫折しっぱなしの『きれぎれ』くらいです。


講師の先生とその原因を探りました。
どうやら私はかの子の「河明り」の書き方にそのまま(?)はまってしまったようなのです。


はまったわりに、全然読めないという最低の状況ですが笑。
でもだからこそ、わからない理由にも納得!なのです。




読めちゃっても読めなくても、岡本かの子の描く「人間」、味わいましょう!
ちなみに「河明り」で私が当初「人間だ」と思えた登場人物は一人だけでした…。



2011年度 橙大学
10月22日(土)「いのちの作家」って何?
@橙書店