助手による受講生のための予習メモ その1(12月)


2011年度橙大学、最終回です。
今回は石牟礼道子苦海浄土』です。


熊本の、水俣のおはなし。
「<主婦>という鏡」というテーマのもと、読み解いていきます。


決して嫌な意味ではなく、とても重い、重い作品です。
前回の岡本かの子とは違う意味で、読むのにエネルギーを必要とします。
ずっしりとしたその文章に、石牟礼さんは何を映したのでしょう。


これまで扱った作品以上に、
なんだか襟を正して向き合わなければならない気がしています。


第一部のみの文庫。

新装版 苦海浄土 (講談社文庫)

新装版 苦海浄土 (講談社文庫)


こちらは全文が載っています。

苦海浄土 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)

苦海浄土 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)


2011年度 橙大学

12月17日(土) <主婦>という鏡

@橙書店