『苦海浄土』は美しい。
私もそう思いながら読みました。
でも一方では、何度も何度も呑み込まれそうになっていました。
ルポルタージュを読んでいるのだと。
これが実態だと。
それは石牟礼さんの力か
それとも私の不足か
どちらでも構いません。
それくらい、引き込まれたということです。
ムラはありますが。
ぐーっとひきつけられるところと
さーっと通り過ぎてしまいたいようなところ。
でもこれは故意。
なぜそのような方法をとったのか。
『苦海浄土』の文体。
美しさのわけ。
ぜひ聞きにいらしてください。
2011年度 橙大学
12月17日(土) <主婦>という鏡
@橙書店