助手による受講生のための予習メモ その2(12月)


苦海浄土』は美しい。


私もそう思いながら読みました。
でも一方では、何度も何度も呑み込まれそうになっていました。


ルポルタージュを読んでいるのだと。
これが実態だと。


それは石牟礼さんの力か
それとも私の不足か


どちらでも構いません。
それくらい、引き込まれたということです。


ムラはありますが。
ぐーっとひきつけられるところと
さーっと通り過ぎてしまいたいようなところ。


でもこれは故意。
なぜそのような方法をとったのか。


苦海浄土』の文体。
美しさのわけ。


ぜひ聞きにいらしてください。


2011年度 橙大学
12月17日(土) <主婦>という鏡
@橙書店