姜信子『はじまれ 犀の角問わず語り』刊行記念「私は行くよ」

橙大学 番外編(だいたい大学)/読む書く歌う旅をする vol.2

作家・姜信子さんをお迎えして、“物書き”が、どのように旅をして、読んで書いて歌うのか、語って頂きます。

  • 日時   10月25日(木)18:30開場 19:00開演
  • 料金   1500円 (1ドリンク付)
  • 場所   橙書店
  • お問合せ  orange/橙書店(要予約です)  

096−355−1276
http://www.zakkacafe-orange.com/
kumamotoband@gmail.com(熊本文学隊)

■姜信子(きょう・のぶこ)

 1961年横浜生まれ。作家。
 著書に『ごく普通の在日韓国人』、『かたつむりの歩き方』、『私の越境レッスン』、『うたのおくりもの』、(以上、朝日新聞社)。『日韓音楽ノート』、『ノレ・ノスタルギーヤ』、『ナミイ!八重山のおばあの歌物語』、『イリオモテ』(以上、岩波書店)。『棄郷ノート』(作品社)、『安住しない私たちの文化』(晶文社)。
 翻訳に李清俊『あなたたちの天国』(みすず書房)、共著に『追放の高麗人』(アン・ビクトルと、石風社)。
 

はじまれ 犀の角問わず語り

はじまれ 犀の角問わず語り

カザフスタンから済州島へ。
サハリン島からイリオモテへ。
歴史の波に翻弄され、地上をさまよう人びとの歌と物語を求めて歩み続ける作家、姜信子。
旅の果てに著者がたどりついたのは、聞こえない声、見えない光、この世を去った魂たちが棲まう、心の奥の「空白」の風景だった。
3・11の震災と津波をへて、「空白でつながる」ことから人間の生と死を見つめ、再生への道を問う渾身の祈りの文学。
 
「おまえの孤独を誰にも渡すな。行け。生きよ。」