2010-11-25から1日間の記事一覧

きぬえの「本は読みよう」第14回

半年ぶりです。さて、誰にも若いころはさほど気にかけなかったのに、齢を重ねてこそ巡り合うことができた文学というものがあるだろう。私にとってそのような存在のひとつが、田辺聖子の小説である。ある日ある時、本屋でその不思議な語呂のタイトルにつられ…