新聞・雑誌

『熊本日日新聞』で姜信子さんの短期連載

『ひそやかな歌声 ―島とおばあとハンセン病と―』。7月5日より熊本日日新聞でスタートの短期連載のタイトル。毎日曜掲載、全6回。5月に訪れた鹿児島鹿屋の星塚敬愛園でのハンセン病市民学会交流集会の体験がもとになっている。あのときに感じた予定調和の…

『熊本日日新聞』の「熊本文学隊・隊長日誌」1〜10

去年から連載が始まった『熊本日日新聞』の「熊本文学隊・隊長日誌」も、すでに第10回を迎えております。 見逃した場合は図書館等で探してみましょう。 熊本文学隊・隊長日誌<8月某日>=「ひみつけっしゃ」みたいに遊ぼう(伊藤比呂美、詩人)2008.08.04…

イギリスで読んだ「倫敦塔」6(奥山文幸)

「近代文学研究」第26号(日本文学協会近代部会、2006年4月発行)より著者の了承を得て転載。 その後の住居探しの詳細は省く。結局、九月一四日になんとかアパートに入居して、とりあえず気持ちだけは落ち着いてきた。 少しばかり気力が回復してきたところで…

イギリスで読んだ「倫敦塔」5(奥山文幸)

「近代文学研究」第26号(日本文学協会近代部会、2006年4月発行)より著者の了承を得て転載。 「倫敦塔」は、紀行文ではないし、小説でもない。小説というジャンルそのものが、文章のあり方も含めて、十分には確立されていない時期でもあった。とりあえず、…

イギリスで読んだ「倫敦塔」4(奥山文幸)

「近代文学研究」第26号(日本文学協会近代部会、2006年4月発行)より著者の了承を得て転載。 漱石は、ロンドンに来るまで、東京、松山、熊本の順で住む場所を変えている。 筆者は、松山に住んだ経験はないが、東京と熊本には居住経験がある。個人的な体験で…

イギリスで読んだ「倫敦塔」3(奥山文幸)

「近代文学研究」第26号(日本文学協会近代部会、2006年4月発行)より著者の了承を得て転載。 「倫敦塔」の最初のパラグラフ、「二年の留学中只一度倫敦塔を見物した事がある」から「『塔』の見物は一度に限ると思う」までは、「一度に限ると思う」という個…

イギリスで読んだ「倫敦塔」2(奥山文幸)

「近代文学研究」第26号(日本文学協会近代部会、2006年4月発行)より著者の了承を得て転載。 九月一日に成田空港を出発し、香港経由で現地時間翌日の早朝にヒースロー空港に到着すると、雨であった。そこから、ロンドンのヴィクトリア・コーチステーション…

イギリスで読んだ「倫敦塔」1(奥山文幸)

「近代文学研究」第26号(日本文学協会近代部会、2006年4月発行)より著者の了承を得て転載。 二〇〇八年九月二日から、一年間の在外研究の予定で、ロンドン大学SOASに来ている。 ロンドン行きに備え、CD-ROMをハードディスクに収納するソフト「携速xp」を使…

新雑誌『the 寂聴』(DVDつき)

the 寂聴 第1号 カドカワムック 62483-01 (カドカワムック 298)作者: 瀬戸内寂聴出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2008/12/15メディア: ムック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る瀬戸内寂聴さんに入信(?)したとの噂もある伊…

伊藤比呂美がすすめる岩波新書三冊

『図書』臨時増刊2008、岩波新書創刊70年記念「私のすすめる岩波新書」より。私は赤ちゃん (岩波新書)作者: 松田道雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1960/03/17メディア: 新書購入: 13人 クリック: 58回この商品を含むブログ (66件) を見る日本の仏教 (岩…

『毎日新聞』に『女の絶望』

◇「漢」と書いて「おばさん」と読む 帯に「文学と実用書のハイブリッド本!」と銘打ち、新刊『女の絶望』(光文社)を送り出した。詩人兼身の上相談回答者の「しろみさん」が、持ちかけられた悩みを枕に一席ぶつ「語り物」。<あたくしくらいの年の女という…

「くまもと元気モン!」に熊本文学隊

熊本県発行のメールマガジン「気になる!くまもと」の「くまもと元気モン!」第380号(2008.10.9)で熊本文学隊が紹介されました。 谷川俊太郎さんと四元康祐(よつもとやすひろ)さん、そして詩人・伊藤比呂美さんによる「連詩『わたしからわたしたちへ…

『デリすぱ』に橙書店

『デリすぱ』#214(2008.10.17、熊本日日新聞社)で橙書店が紹介されました。1/4のオレンジ5切れ作者: ジョアンハリス,小池アミイゴ,那波かおり出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/06/29メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見…

『現代詩手帖』10月号追加情報

四元康祐さん(ミュンヘン支部長)の情報です。 『手帖』のこの号には、わたしのダンテ『神曲ー地獄篇』の翻訳も載っています。 リルケ、ディキンソンとやってきた古典新訳シリーズの第三弾、これから4回ほどに分けてハイライトを紹介する予定。 採用した文…

『現代詩手帖』2008年10月号でました

「特集I」は「連詩と対詩 共同詩の試み」で「連詩」は、谷川俊太郎+伊藤比呂美+四元康祐「わたしからわたしたちへの巻」です。 もちろん、熊本県立図書館での「連詩の魅力」で発表されたもので、そのときの鼎談の様子も収録されています。 すでに橙書店に…

忘れること 忘れないこと

伊藤比呂美さんのエッセイ「忘れること 忘れないこと」が、2008年9月18日の『朝日新聞』「文化」面に掲載されました。 父も読んで「途中はつらくて読めないが、最後はなんだかばあさんとおれが、いつまでも生きられるような、そんな希望を持った」と当たらず…

世界文学とは何か?[池澤夏樹×石牟礼道子]

『COYOTE』No.31に、池澤夏樹さんの熊本県立図書館での講演(熊本文学隊主催)や、池澤夏樹さんと石牟礼道子さんの対談で構成された記事「世界文学とは何か?[池澤夏樹×石牟礼道子]」が掲載されました。Coyote No.31 特集:森の国、グアテマラへ作者: 新井…

「浮気うぐいすの小唄こばなし」第十一回

姜信子さんの「浮気うぐいすの小唄こばなし ♪11」「心入れ替え 本気になろう」が『熊本日日新聞』(2008・8・25、日刊) に掲載されました。

熊本文学隊隊長日誌〈2〉書も読書も古典に返ろう(伊藤比呂美)

第二回は、熊本大学教育学部の神野雄二教授(書道)が登場。 『熊本日日新聞』(2008年8月23日、日刊、25面)に掲載されました。高芙蓉の篆刻作者: 神野雄二出版社/メーカー: 木耳社発売日: 1988/06メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件…

伊藤比呂美さん紫式部賞受賞関連

『熊本日日新聞』2008年8月14日(5面、日刊)に「第18回紫式部文学賞/伊藤比呂美さん受賞」と「人」欄「第18回紫式部文学賞を受賞した詩人 伊藤比呂美さん(52)」が掲載されていました。

馬場純二さんの「小さき人に」

8月は〈本来の居場所に誘う既視感〉でした。『熊本日日新聞』2008年8月7日(23面、日刊)に掲載されました。

熊本文学隊隊長日誌〈8月某日〉「ひみつけっしゃ」みたいに遊ぼう(詩人 伊藤比呂美)

「ごくまん」連載は終了し、新たに「熊本文学隊隊長日誌」の連載が始まりました。 第一回「「ひみつけっしゃ」みたいに遊ぼう」は『熊本日日新聞』(2008年8月4日、日刊、18面)に掲載されました。人生相談万事OK! (ちくま文庫)作者: 伊藤比呂美出版社/メー…

作家・徳永直の足跡をたどる/熊本近代文学館没後50年記念展【他団体】

標記の記事が『熊本日日新聞』(2008年7月10日、日刊、21面)に掲載されました。

世界文学の意義説明/作家・池澤夏樹さん講演

標記の記事が『熊本日日新聞』(2008年7月10日、日刊、21面)に掲載されました。

田尻幸子さん×四元康祐さん・詩とオブジェのコラボ・熊本市の書店に作品

標記の記事が『熊本日日新聞』(2008年7月7日、日刊、19面)に掲載されました。 この作品は、熊本文学隊もたいへんお世話になっているzakka&cafe orange隣の橙書店にあります。

池澤夏樹講演会の紹介記事が『西日本新聞』に

池澤夏樹講演会の告知記事が、本日の『西日本新聞』に掲載された模様です。

伊藤比呂美さんの太宰治論

伊藤比呂美さんによる「太宰治のダミ声」/「没後60年 桜桃忌に寄せて」/「「自分」語りおろす口承文芸」が、『熊本日日新聞』(2008年6月23日、日刊、第8面)に掲載されました。 非文学的な子どもにあれだけ集中させたのは、太宰だけでした。 ※伊藤さんは…

「浮気うぐいすの小唄こばなし」第九回

姜信子さんの「浮気うぐいすの小唄こばなし ♪9」「並木駒形 愛すべき人間たちの歌」が『熊本日日新聞』(2008・6・17、日刊) に掲載されました。

「熊本文学隊」設立総会開く

標記の記事が、『熊本日日新聞』2008年6月15日(日刊)文化欄(21面)に掲載されました。 ここで報道されているとおり、熊本文学隊の活動方針が確認された総会でした。 また、 作家、翻訳家の池澤夏樹さんの来熊に合わせ、世界文学をテーマにした講演会を七…

食、食育、文学/有意義な対談

『熊本日日新聞』2008年6月8日(日刊)「読者のひろば」の「若者コーナー」に標記投稿が掲載されました。荒尾市の高校生の方による「枝元なほみ・伊藤比呂美対談」の感想です。